2007年03月

2007年03月26日

リハビリと桜

桜が咲きましたねっ

今日は訪問中、全部のお宅で桜の話をしました。

桜は、理学療法士的に私のラッキーフラワーです(ていうのがあるのかどうかしりませんけど‥)

○年前、なかなか屋外歩行をしていただけなかった☆さんが、

「あんたと花見でもいこうか」

と言っていただけたことがありました。

呼吸器疾患と脳卒で、誤嚥がひどく、今年の桜がみられるかどうか‥と医師に言われた◎さん

あれから3度目の桜だそうです(以前の病院の患者さんです)

気分が落ち込んでいる方も、

「桜が綺麗ですね」

そういうだけで、明るい表情をしてくださるかたが多かったです。

今思えば、合わせていただいた事も多々あると思いますけど、迫の季節は、桜に本とに助けられます^^v

今日も、昨日花見に行ってきたという□さんと話が盛り上がりました。

おかげで、ADL練習が発語練習になっちゃいましたけどf^^;

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2007年03月19日

訪問看護7 〜アイの場合〜

私が訪問看護ステーションに勤務して、そろそろ節目を迎え ます。と、いうわけで、訪問看護とはなんぞや?を、私が普段し ていることに当てはめてみました^^

訪問看護とは、病気や障害のために、療養生活の支援を必要 とされる利用者様のお宅へ、看護師、理学療法士、作業療法士、 言語聴覚士などが、かかりつけ医(主治医)の指示により、訪問し 、看護サービスを提供することです。

私たち理学療法士や作業療法士は、訪問看護72として、看護 師の代わりに訪問するもの、と位置づけられています。ですので 、自治体にもよりますが、同じ週に、私たちが看護師より多い回 数訪問することは、認められていません。(これは、私には?? なんで???ですけど‥)

訪問看護ステーションに勤務するにあたり、看護師さんの訪 問を見学させていただきましたが、とても手際よく、頼もしく、 すごいな〜と思いました。

また、こんな私のリハビリ(理学療法)でも、看護師さんは感 心してくださいますf^^;

話がそれました‥

訪問看護内容は、以下のものです。
もちろん看護師さんにはかないませんが、なるべく多くの情報を 収集して、看護師さんに報告をするよう心がけています。

病状・障害の観察と看護
理学療法でも行うチェックに加えて、少し踏み込んで観察します 。交代脈とか便の性状を観ることもあります。

療養
生活上の注意点を支援します。どうしても、身体の動きになりが ちです‥

服薬管理
看護師さんが管理していても、きちんと飲めない方はいらっしゃ います。服薬管理を受け入れなかったり、飲み忘れたりと、私も 注意します。

食事、水分・栄養摂取の管理・排泄ケア
理学療法では食事と水分くらいですけど、食事内容に触れたり、 排泄方法の検討を行ったりします。看護師さんの便出しは職人技 です。

清潔・洗髪・入浴介助・陰部洗浄など清潔看護
これは、それぞれの動作指導が主です。

ターミナルケア
最後までその人らしく過ごしたり、痛みのケアを理学療法として 行ったりします。

リハビリテーション
私は、理学療法が好きなので、理学療法を用いることが多いです が、そうでない方法でもリハビリテーションを行っています。

痴呆症や精神障害者の看護
傾聴します。作業療法士さんの方が得意なのかな‥

家族の支援
利用者さまが家にいるには、ご家族(介助者)の健康は不可欠です 。たまに、ここが痛い、とか相談されますので、しっかりと答え ます。

褥創や創傷の処置
処置はできません‥マットや日中すごす姿勢などの調節をします 。

医療機器等の操作援助・管理
車いすなど(福祉用具か‥)の調整をします。

社会資源の活用
ケアマネジャーさんにはかないませんが、通所サービスや、介助 量からヘルパーさんなどのサービスをおすすめすることもありま す。



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訪問看護72 

高次脳機能障害とは

高次脳機能とは、身の回りの出来事に注意を向け、経験と照合したり、新たに知識や認識などを蓄える機能です。

私たちは、これらの経験や認識に基づき、どう行動するか?を決定します。

例えば、彼氏(あるいはあなたの大切な人)からもらったプレゼントの白いカーディガンをきて、カレーうどんを食べるようなことはしませんよね。

これは、私たちが、

これは、カーディガンである
彼氏からもらった(記憶がある)ので、大事なものである
カレーうどんを食べるとカレーが飛び散って、服につく
白い色にカレーがつくと目立つ
事前に用意する
(笑)
などなど‥


という認識を、カーディガンや彼氏やカレーうどんやカレーうどんを食べて苦い思いをした経験などなどから得て、行動を決定した結果です。

‥合ってますかね?

たとえはちょっとアレですけど、あっていると思います!

高次脳機能障害とは、この高度な脳の機能が障害されて起こるものです。

高次脳機能障害の原因
脳の障害は、病気やケガ、などが原因で起こります。

病気
代表的なものは、脳血管障害と呼ばれるもので、代表的なのは脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などです。

ケガ
事故などにより直接脳組織が破壊されたり、びまん性軸索損傷といって、CTなどにはうつらないけど、広範に障害されたりするものがあります。

その他
ビタミンB1が欠乏していても、高次脳機能障害を引き起こします。ウェルニッケ−コルサコフ症候群と呼ばれているものです。 アルコール摂取過多でなりやすいそうです。

症状
人によって現れ方は異なりますが、次のような症状が一般的です。

記憶の障害 新しいことを覚えられなくなります。 約束を忘れる、日時をまちがえる、どこにいるのかわからなくなる・・・などの症状です。同じ質問や話を何回もするので、まわりが困ってしまいます。

注意障害
ひとつのことに集中できなくて、長続きしません。同時に二つ以上のことをしようとすると混乱したり、困難になったりします。。気が散りやすく、疲れやすいため、指示を取り違えたり、ミスをすることが多くなります。ぼんやりした表情や仮面様の表情をしがちです。

遂行機能障害
段取りをとるのに必要な機能が傷害されます。 生活上必要な作業をしたり、問題を解決していくのが困難になります。 動作の取り掛かりや、中断が困難になります。

社会的行動障害
感情が不安定になったり、興奮しパニックになったり、がまんができなかったり、こだわりが強くなったりします。対照的に、自発性が低下したり、ゆううつになる人もいます。このため、まわりの人とトラブルを起こしやすくなります。 家庭など慣れた環境では目立たないことがあり、職場復帰して明らかになることもあります。

失語
聞く、話す、読む、書くなどの言語の機能の障害です。 話すのが苦手になったり、話しかけられた内容が理解できなかったりします。

失行
手足の働きに問題がなくても、服を着る、などの生活上の動作が困難になります。はみがきのとき、歯ブラシをどう使うかわからないこともあります。

失認
視力に問題はないのに、色、物の形、物の用途や名称が分からない、絵を見て全体のまとまりが分からないなどの症状です。

地誌的障害
地理や場所などに関する障害です。よく知っている所で迷ったり、地図を思い浮かべられなくなります。

半側空間無視
視力は問題ないのに、自分の左側または右側が認識できなくなる状態です。左側の手がぶつかっても気にならなかったり、絵の模写で左側を書かなかったりします。


以前の高次脳機能障害の方の記事でご紹介した、厚生労働省 高次脳機能障害支援モデル事業 です。遅れてすいません。

あと東京都リハビリテーション協議会の、高次脳機能に関するHPもいいのでご紹介します。

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2007年03月14日

ぷろPTさんに賛成

今日はホワイトデー♪

だったのですが、会議があり、さっき帰りましたTT

で、ぶーたれて、理学療法士の方のブログをさーっと読んでいたら‥

ぷろPTさん(お久しぶりです^^;)のブログに、さっきまで私を縛っていた会議の議題そのものの事が書いているではありませんかっ

議題は、

「カンファレンス開催依頼をどうするか」

です。

私たち訪問看護ステーションのように、介護保険サービスを利用するサービスは、ケアマネジャーが調整する、ケアカンファレンスというものがあります。

ケアカンファレンスとは、利用者様の計画を、本人、家族、医師、ケアマネジャー、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、福祉用具の業者さん、時には本人の友人などなど‥

利用者様の在宅生活を支える職種が集まって、これからの方針やサービス内容を決定する、会議みたいなものです。

これが、適切に開かれていないと、減算といって、収入を返上しないといけなくなることがあるのですが‥


この会議を、開くのできてください、と依頼したところ、色々と理由をつけて、断られたケースがあるのです。

ぷろPTさんが書かれているように、上からの命令、というわけではありませんが、当たり前のことを、当たり前にされないことがあるのです。

多分、一般の会社とか企業とかでいったら、共同開発する商品の会議を開きません、といったところでしょうか。


うーーーーーーーーーん

理解できない。


必要だから依頼する、できなかったら代わりの手段を考える‥

このことができないと、結局最後には利用者様に迷惑がかかります。かかるぢゃないかっ



結局、今日の結論は、その方の上の立場である、施設管理者や担当医から依頼してもらう、と決まりました。



ぷろPTさんが書かれているように、
「病院組織はトップダウンの命令系統が上手く行かない」
「このような温床が病院の非常識を作り上げる土台になっているような気がしてならない。」
ということが、介護保険サービスに当てはまらないことを祈るばかりです。



※追記
「病院組織はトップダウンの命令系統が上手く行かない」 これは、あくまで病院の業務にいえることであって、医療や介護保険でのサービス内容をいっているのではないと思っています。

私たち医療人が、患者様や利用者様にサービスを提供する時は、各職種の専門性を生かしたチームを組みますので。

結局、この会議をしよう、とか、このシステムを導入するぞ!というような、サービス内容とは違う部分で、トップダウンが働かないのは、サービス内容にも影響することがあるので、うーーんとはなりますけどね。

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リハビリ日数制限緩和でリハビリ難民が減る?

新聞でも話題ですが、厚生労働省が、平成18年4月の診療報酬改定で設けられたリハビリテーションの日数制限を、

「医師が回復が見込める」

と判断した場合に認める、とのことです。

昨年の診療報酬改定では、医療機関でのリハビリテーションが原則として最長180日(脳血管疾患:脳卒中のこと)に制限されました。

これが、条件付とはいえ延長されるのは、喜ばしい限りだと思いますが‥


私の担当の利用者様で、kさんという方がいらっしゃいます。

60台男性で、一人暮らしです。

kさんは発症直前まで現役の、自営業を営んでいた方(というより社長、というかんじですが‥)です。

体の片側が弛緩性麻痺という、だらんと力が抜けて、力が入らない状態です。(Br.stageでいうと2-3レベル)

病院で担当していたPTによると、ほんとに少しずつ少しずつ、機能が回復してきた方だそうです。

現在移動は、足首に装具をはめて、杖を突きながら少し手伝えばなんとか歩けるかな〜という状態です。

手伝いがあってはじめて、何とか歩けるかな〜という方が、一人暮らしの家へ帰されたのです。

たんすや壁にすがるようにして移動されています。

自尊心が強く、ポータブルと入れや車椅子は拒否が強く、導入できていない状況です。

ケアマネジャーさんの話によると、退院前後、介護老人保健施設とか、介護付き有料老人ホームとかを見学されたそうですが、経済的に見合う施設がなかったそうです。

また、デイケアと呼ばれる介護保険を使ってリハビリができる通所サービスもご利用されたのですが、

「年寄りの幼稚園には行きとうない。」

とのことで、すぐに行くのをやめられました。

ケアカンファ(本人同席)では、性格上、他のサービスや福祉用具導入は、少なくとも今のところ困難だから、訪問で理学療法をしてほしい、と言われました。

私も、kさんの意欲の高さと、評価により、kさんは機能訓練の適応あり、と判断しました。

リハビリ日数制限さえなかったら、おそらくまだ入院されて、集中的なリハビリ(理学療法や作業療法、言語療法は適応外)を受けられていたでしょう。

また、kさんのような、60台の男性が通いたいと思うようなデイケアがあれば、週3回でもPTやOTによるリハビリが受けられたでしょう。
(既存のデイケアを批判しているわけではありません。ただ、kさんの周囲に、kさんに合うデイケアがなかっただけだと思います。)

車椅子やポータブルトイレを使うのは嫌だ、というのは、「わがまま」かもしれません。

でも、

「わしは、自分の足で歩きたいんです。歩いて、もう一度仕事場へ行きたい。」

こういう方が、歩くために機能訓練を受ける機会を減らしてどうするの??

という疑問がずっとありました。(訪問では、週2回がやっとです)

ですので、

>リハビリ日数制限緩和

このニュースは、大歓迎です。


ですが、この日数制限緩和を安易に喜ぶだけでなく、kさんのような方で、なおかつ医師が回復が見込めない、とされた方の受け皿作りも、早急に行うべきだと思います。

でないと、kさんのような方が、まだまだ出てくると思います。

私のような訪問看護7や、訪問リハビリテーション、短期デイケアの充実といった機能・能力回復を意図した受け皿を、増やしていかないと‥

と思います。

最近、なんだかものすごくまじめなアイでした。

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2007年03月10日

理学療法士や作業療法士、看護師の友人と語りました

理学療法士の国家試験はいかがだったでしょうか。掲示板とか自己採点のことを書いているみなさんは、難しかった、といってらっしゃいますね。

今日、午前中は理学療法士の学校時代の友人と、午後は高校時代の友人に会ってきたんですが、(一日中遊んでたって事?)実習生の方も、やっぱり難しかった、とおっしゃっているそうです。

今、理学療法士の業界では、養成校の乱立とか、人口の分布が押しピン型、なんて言われていますけど、自己採点で合格を確信された方、ひとまずおめでとうございます。

合格は、本当に始まりにすぎません。研修とか、臨床にがんばってくださいね!

あ、研修のコツをひとつ。


新人教育プログラムは、一年目から受けましょう^^;私、今ぴちぴちの子たちの中で、やや(と思いたい)浮いていますから‥


えっと、話をもどしますけど、これからは、理学療法士間の競争の激化が予測されます。どちらかというと、不真面目で遊びの方が好きな私でさえ、理学療法士や作業療法士の友達と話すときは、なんか将来のこととか考えて、まじめモードになっちゃいます。

理学療法士は、できれば一生したい仕事ですし、なにより社会にも必要なリハビリテーションを担う職業のひとつですから!

熱くなっちゃいました‥

今日会った友人の中には、作業療法士と看護助手もいました。同じ医療業界の仲間同士、頑張ろうねっ

ちなみに、看護助手の人は、現在看護学校に通っているお友達なんですが、OLさんからの転身(転職?)です。

熱いですね〜^^



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2007年03月03日

明日は理学療法士の国家試験!

以前理学療法士の国家試験について書いたのですが

もう明日国家試験ですね!

私は国家試験のあと、すぐに遊びに行きました^^

理学療法のことは、しばらく考えたくありませんでしたf^^;

「心のリハビリっ」

っていって友人と遊んだなぁ‥

次の次の日くらいが、国家試験の自己採点で、一気にまた引き戻されましたが‥

理学療法士のクラス・作業療法士のクラスの人たちで集って、普段から成績がいい人の答えを聞きながら、運動学とか解剖の教科書をみながら、答えを確認しあったなぁ‥

なんとか合格がわかったときは、ほんっとうれしくて、また遊びにでました^^

今、受験生のみなさんは、最後の追い込みか、明日に備えて受験地のホテルで過ごしていると思います。

明日はがんばってくださいね〜!

悔いのないように、何度も見直してくださいね〜!

私のときは、合格通知というか、厚生省から、名簿に載りますよ、という手紙は、4月に入ってからでした。

ですから、それまでは、心置きなく遊んでください〜



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理学療法士の求人もありました♪


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